倉庫を探す! 前道の道路幅を気にする?

 

前面道路と進入口の道路幅

 

 

倉庫を探すときその倉庫の前の道の道路幅は気にする人は多い。倉庫にトラックなり車なりで材料や資材、商品を運ぶし、車を止めて倉庫に運び入れなくてはならないから。

しかし、前の道路幅だけを気にするだけではダメなんです。

倉庫の前の道の道路幅は広くても幹線道路からの進入口が狭い場合があります。

これは入り口にある建物が、おそらく古くてセットバックされていない場合があるんです。

その建物が建て替わるまでは、進入口が狭いということになります。倉庫の前に行くまでに車が入りづらいと言うことになりますね。

トラックの通行可能な道路幅が続いているか

道が湾曲していたり曲がり角が無いか

を確認するようにしましょう。

2tと4tと10t

 

平ボディのトラックの荷台寸法は次に挙げる数値が一般的だと言われています。

(10t)大型平ボディ荷台寸法:長さ9,000mm前後・幅2,400mm前後

(4t)中型平ボディ荷台寸法:長さ6,200mm前後・幅2,130mm前後

(2t)小型平ボディ荷台寸法:長さ3,150mm前後・幅1,800mm前後

だと言われていますが、ひと口に平ボディと言ってもメーカーや車種によって荷台寸法は異なるようですね。

そう考えると、トラックを前につける倉庫であれば、2tトラックでも前面道路幅は最低でも4m、4t10tになってくると最低でも6mの道路幅は必要になってきそうです。

気をつけないといけないのは、幹線道路からの車の進入口の道路幅も気をつけて見てみましょう。

但し、賃料に関しては当然車の通りやすい道路幅に面している物件の方が高くなる傾向になりますので、予算と照らしてバランスを考えてみると良さそうです。

駅近と工業地域 

 

 

駅に近い物件と工業地域などの道路幅は相対的に駅近い立地は道路幅が狭くなり、工場、倉庫が立ち並ぶ工業地域のエリアは道路幅が広くなってきますね。

大きいトラックが通る必要がある場合と小さいトラックで十分な場合で物件を探す地域と予算と利便性のバランスを考えましょう。

駅が近くて道路が広くて賃料が安いなんて言う物件は、ないと考えましょう。

倉庫を探すときだけでなく店舗や事務所の場合でも同じですね。購入の場合と賃貸の場合でも基本的には同じです。

エリアを決めるとき、倉庫内で作業するときの音や匂いが出る場合はできるだけ工業地域・準工業地域の中で探す事をお薦めします。

在庫を持つ業種の方、トラックが通る必要がある業種の方が倉庫を借りるときには地域と道路幅との関係性、賃料と道路幅との関係性を整理して探してみてはいかがでしょう

か?