材料・道具 電気工事業者の倉庫探しコツとは?

  • 自社(自分)の事業内容は?

ひと口に電気工事業者と言っても様々な種類があることをご存じですか?

例えば、一般家庭を対象に電気工事を行う業者もあれば、ビル・施設を対象に電気工事を行う業者もあります。また、計装という電気設備を監視・運転・停止等、1つの場所から遠隔操作を可能にするような仕事もあります。

このように様々な種類のある電気工事ですが、今回は建物内で配線工事を行う業種で倉庫選びのコツをお伝えしようと思います。

  • 工事の資材を自社で準備する?

ここで重要になってくることは、「電気工事の資材を自社で準備する必要があるのか?」「準備するとして、その資材はどのような規模なのか?」ということです。

この質問を「準備しない」もしくは「小さい資材は準備をする」側と「大きな資材も準備をする」側で分けて考えてみます。

 

◎「準備しない」もしくは「小さい資材は準備をする」

この事業形態は工事元請が資材の準備を行い、道具を自社で準備するという形が多いと思います。また、電線やシーリング等を必要な際に必要な分購入する形も多いと思います。

この場合、倉庫を借りるより倉庫兼事務所として使用可能な1階事務所をおすすめします。

事務所を別で借りる費用を考えると一緒にする方が費用の削減につながります。

 

◎「大きな資材も準備をする」

この事業形態は材料の発注から工事まで一貫して自社で行う形が多いと思います。

この規模になると、資材の残りや翌工事の資材を保管しておかなければいけないことがあります。

今回は配線工事を行う業者を対象に倉庫選びのコツをお伝えします。

資材を自社で準備する場合、電線や機器だけでなく電線管を準備することがあります。

電線管の長さ規格は3660㎜となっており、電線管以外の脚立等の長物も収納することを前提に置くと、奥行き又は幅が4.5m以上は欲しくなります。電線も木製電線ドラムを使用するような大きな工事の場合、使用後の木製ドラムを一旦保管しておくことがあるかもしれません。そのため、ある程度の間口が必要になります。

また、車を倉庫前に横付けできなければ重量物を運び入れる際に余計な手間がかかってしまいます。

ここまでで、奥行き又は幅4.5m以上の車横付け可能な間口が大きな倉庫が候補としてあがってきます。

そこでおすすめするのがシャッター付きガレージです。

基本車を納車する目的で作られているため、車を横付けすることはもちろん間口も大きく、小さい物でも奥行4.5mからある為、最適だと思われます。

更にシャッター付きガレージであれば、費用も抑えることができます。

このように、自社の事業内容と資材の準備を自社で行うかを念頭に倉庫選びを考えてみてはいかがでしょうか。