どのような資格?宅地建物取引士
先週は重要事項説明について当コラムにてまとめました。
皆さん少しは参考になりましたでしょうか?
まだご覧になられていない方のためにリンクを張っておきます。
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先週の重要事項説明についてまとめた中で、宅地建物取引士というワードが出てきたことを覚えていますでしょうか?
この宅地建物取引士(以後宅建士)は不動産業を行うにあたってとても大切な資格です。
また、不動産業以外の業界でもこの資格は有利に働くことがあります。
今回はこの宅建士についてまとめてみます。
◎宅地建物取引士とは?
まず、宅建士の主な仕事としては「重要事項の説明」「重要事項説明書への記名・捺印」「契約書への記名・捺印」です。
先週まとめた重要事項説明だけでなく、「重要事項説明書への記名・捺印」と「契約書への記名・捺印」も宅建士でなければできません。
また、不動産の事務所には少なくとも従事する者の5名に1名以上の割合で宅建士を設置しなくてはいけません。
5名に1名以上ですので、10名事務所に従事する者がいる場合は宅建士を2名以上置かなければいけません。
すなわち、宅建士がいなければ不動産開業ができないということです。
◎宅建士取得について
以上のように不動産業にとってとても重要な資格である宅建士ですが、どのように取得するのでしょうか?
宅建士を取得する場合、まず宅地建物取引士の試験を受けなければいけません。
宅建士は国家資格ですが、法律を扱う資格の中では簡単な部類に入ります。
また、試験の合格後宅建士の登録を行い資格を得ることができます。
この登録にも要件があり、2年以上の実務経験が必要です。
2年以上実務経験がない方でもチャンスはあります。
「登録実務講習」を受講・修了することにより、2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者と認められ、宅建士に登録することが可能です。
日本の主要企業が取得を推奨している3大資格の中に宅地建物取引士が入っているようです。
不動産関係にかかわらず、不動産は企業にとって必要不可欠なものになる為、様々な企業で重視されているようです。
資格やスキルアップに興味がある方は受験してみてはいかがでしょうか?