業務に合った倉庫を選ぼう!倉庫の種類について

 

ひと口に倉庫と言っても実は様々な種類があることをご存じでしょうか?

倉庫は「営業倉庫」と「自家用倉庫」に大分され、営業倉庫に関して倉庫業法という法律によって規制を受けます。

倉庫業を営むにあたっては、この倉庫業法に基づく登録を受ける必要があります。

今回はこの倉庫業法によって分けられた倉庫の種類についてご紹介していこと思います。

 

◎営業倉庫の種類

営業倉庫には大きく分けて3つの種類があります。

・普通倉庫

いわゆる普通に使用する倉庫です。主に農業や工業、製造業などの産業で使われますが、一般の人の財産も保管することがあります。

・冷蔵倉庫

名前の通り、低温で保管する倉庫です。生鮮食品や冷凍品など摂氏10度以下で保管する必要があるものを保管対象としています。

・水面倉庫

原木などの木材を海や川などの水面で貯蔵・保管することを目的とした倉庫です。

具体的には、木材を水面に浮かべて保管しています。

 

◎普通倉庫の種類

倉庫業法で分けられる倉庫の種類は厳密にはこの普通倉庫の種類になります。

普通倉庫は用途など様々な観点から種類が分けられています。

 

〇1~3類倉庫

もっとも一般的な建屋型の倉庫のことです。

設備や構造基準により1類から3類の3つのグレードに分けられます。

 

  • 1類倉庫は厳しい基準を満たしているため、大抵の物を保管できます。

しかし、危険物や冷凍物などは保管することが出来ません。

  • 2類倉庫は1類倉庫から耐火性能や防火性を除いたものです。

1類に比べて保管可能な物が限られます。

  • 3類倉庫は2類倉庫から防湿性能等を除いたものです。

湿度などで変質しにくいガラスなどを保管します。

 

〇野積倉庫

野積倉庫は土地の周囲に訳や塀などの国土交通省が定める防護施設に守られている土地にレンガやセメント製品など雨・風・日などの影響を受けない物を保管する倉庫です。

 

〇貯蔵倉庫

貯蔵倉庫とは、一般的に「サイロ」や「タンク」と呼ばれる倉庫です。

小麦や大麦、液体などを保管します。

 

〇危険品倉庫

危険品倉庫は、その名の通り危険物や高圧ガスを保管する倉庫です。

危険物を保管するにあたり、消防法に適合する必要があるなど他の倉庫より設備基準が厳しいです。

〇その他トランクルーム

トランクルームは主に家財や骨董品等個人の財産を保管する倉庫です。

国土交通省が優良と認めた施設は「認定トランクルーム」となります。

 

以上のように倉庫と言っても様々な種類があります。

倉庫を探す際は自分の業務で保管が必要な物をしっかり把握して倉庫を探しましょう。