倉庫と火災について
先週のコラムにて、倉庫業法において営業倉庫が分別されているという話をしました。
営業倉庫は倉庫業の登録を受ける必要があります。
しかし、1~3類倉庫のような建屋型の営業倉庫の規制や制限に当てはまらない倉庫などももちろんあります。
〇不認可の倉庫
このような倉庫は倉庫業を行う業者にはお勧めしません。
例えば1種倉庫は防火性や耐火性を兼ね備えています。
倉庫業の規制に当てはまらない倉庫はもちろんこのような防火性や耐火性を備えていません。
そのため、火災になる確率も1種倉庫とそうでない倉庫では大きく差があります。
〇倉庫火災
実際2015年の倉庫火災数は502件ありましたが、そのうち営業倉庫の火災発生件数はたったの2件です。
近年では、倉庫の火災も年々増加しています。
2019年は2018年に比べて106件倉庫火災数が増えており、その件数は553件にのぼります。
このような倉庫火災の火災原因として注意が可能なものは「たばこ」です。
〇火災原因
倉庫の火災は昼間より夜の間が多いです。出火原因として一番多いものは電気関係です。
その次に「たばこ」です。
「たばこ」の火災原因は電気関係より簡単に対処が可能です。
喫煙場所の指定や喫煙場所の防火性や耐火性を上げるなど対策が可能です。
また、そもそも営業倉庫を使用することで、規制や制限をクリアしている倉庫の為、火災に対して対策が可能です。